DorikoSS’のアメコミ感想を頑張って残したい駄文

アメコミ初心者がだらだら感想を垂れ流す

バットマン:キリングジョーク完全版の感想

最近とあるポッドキャストの影響で人生3度目のアメコミブームが到来しアメコミを買い漁り、家計にダメージを与え妻や子供から辛辣な視線を受けるのではないかとビクビクしながら日々を送っている。
1度目はバットマン&ロビンMr.フリーズの逆襲を観て、後に遡りティム・バートンバットマンからジョエル・シュマッカーバットマンである。
2度目はトビー・マグワイアスパイダーマンからのMCU
でも実際のところアメコミと言うか映像作品にしか触れていない。コミックと言えばIDWのTF作品を持っているぐらいでアメコミブームなのかと言われるとそうでもない気がしないでもない。
そう、コミックを真面目に?熟読したのは実は初めてである。
ポッドキャストのおかげでアメコミ知識に関してやキャラクター達の関係性などを知り、スーパー頭でっかち状態である。
DCコミックに関しては全くの無知。バットマン&ロビンのときも、コウモリの格好をしたナイスガイがとんでも兵器とスーパー自動車で悪党をぼてくりこかす痛快なアクション活劇だと思い幼心にワクワク観ていた。キャラクターの関係性なんて気にもしてなかった。
知っている事はバットマンのゲームで得た知識、バットマンは不殺を貫き、ジョーカーは絶対に殺さないバットマンを知っているからこそ限界まで犯罪を起こすことが出来る。みたいな感じだ。

そしてやっと本題のキリングジョークの感想。
著者はアラン・ムーア
アーティストはブライアン・ボランド。
あらすじとしては、何度も犯罪を繰り返しそれを捕まえるバットマン。この幾度続く状態が続けばどちらかの死によってしか決着がつかない最悪の結末を迎えると思ったバットマンがジョーカーに対してどう行動するのか?ってな感じ。
内容はまぁポッドキャストで聴いて知っていたのだが、やはり実際に手に取り読んでみたいと思うのが漫画好きの性分。

そして、そう、うん、すごく良かった。。。

感想それだけかーいってなるんだけど、語彙力の無い私が書けるものなんてこんなもんさ。
まぁそもそもこんな駄文を残そうと思ったのも、ただただコミックを読むだけで消費していくのが「なんか嫌」って思い書き始めたのだからね。
きっと学生時代から感想文の書き方やらをしっかりとロジカルに組立てる方法を学んでいればこんな会話口調の文章にもならなかっただろう。
とりあえず箇条書でも良かった点を述べていこうと思う。
最初は本当に最初のページ。アーカムアサイラムバットマンカーが現れ、ジョーカーのいる牢へと入って行くコマには台詞も擬音も無いのに聴こえてきそうな絵の表現のしかたとカラーリング。
どのページをとってもそうなんだけどフルカラーって凄い。
2つ目にバーバラ・ゴードンの腰をブチ抜かれるシーン。何でオラクルって毎回車椅子なんやってゲーム思っていたんだけど、このキリングジョークの話が元になってる事が分かった。
良く時系列とか分かってないんだけど、バットガールってオラクルじゃなかったっけか?
なんか有るんだろうか?この先色々作品を読んでいけば判るようになるのかもしれない。
3つ目に最終近くのジョーカー
「ダメだ。遅いよ。遅すぎるぜ…なんか…笑えるよな…いつか聞いたジョークみてぇだ…」
のシーン。
冒頭にバットマンが態々アーカムアサイラムにジョーカーと話合いに来るところからバットマンが切羽詰まってる感が漂い、そして私が抱くバットマンのイメージだとどんな犯罪者だろうが容赦無く痛めつけて警察に突き出す感じなのだが、今回はジョーカーの台詞の前にバットマンがジョーカーを説得しお互いに歩んで行ける道もあるんじゃないか的な事を言うのを見ても本当にどうしようも無いトコロまで二人が来てしまった感じが読み取れた。
ジョーカーが考えているのか、ただの間なのか分からないけど台詞を発するまでのコマが凄く良かった。
この後の衝撃のラストシーンへといくわけだけど、最終ページにあるジョーカーの台詞の前のコマは雨なのか涙なのか…そして…

なんというか最後はどうなったんだろうかなぁ?…
私的には最後までバットマンは不殺を貫いたような気がするんだよなぁ。
ジョーカーも最悪な一日からの狂気に身を落としているけど最終的には道化としてバットマンに演じてる様な……うーんどうなんだろうか。

まぁまぁまぁ、アメコミ初心者でバットマンコミック最初に読んだのがキリングジョークだからなぁ。
この先もバットマンのコミックを読み続けると新しい解釈も生まれるかもしれないし、著者ごとに作風があるらしいから、もしかしたらさらなる深読みが出来るようになるかもしれない。

新しい趣味に出会えたポッドキャストの2人に感謝とアメコミと言う超弩級の沼に浸かる喜びを噛み締めながら新たなコミックの感想をまたかけたらいいなぁと思う一回目のアメコミ感想でした。